クアルコム、5GをSnapdragon 4シリーズに拡大

2020年09月04

米国のQualcommの完全子会社で同国のQualcomm Technologiesは第5世代移動通信システム(5G)をQualcomm Snapdragon 4-Series Mobile Platformに拡大すると発表した。

これまで、Qualcomm Technologiesはスマートフォンをはじめとした携帯端末向けのチップセットとしてはQualcomm Snapdragon 6-Series Mobile Platform、Qualcomm Snapdragon 7-Series Mobile Platform、Qualcomm Snapdragon 8-Series Mobile Platformで5Gに対応したチップセットを展開してきた。

新たにQualcomm Snapdragon 4-Series Mobile Platformでも5Gに対応したチップセットを製品化するという。

Qualcomm Technologiesのチップセットの付番規則ではシリーズの数字が若いほどスペックを抑えたチップセットとなるため、従来より価格を抑えた5Gに対応したスマートフォンの製品化が可能となる見込み。

中高段階の機能を幅広い段階に提供し、すべてのスマートフォンの利用者が5Gにアクセスできるようにすると説明している。

5Gに対応したQualcomm Snapdragon 4-Series Mobile Platformのチップセットに関しては、5Gに対応すること以外は製品名なども公表しておらず、詳細は改めて発表する計画という。

採用する商用の携帯端末は2021年第1四半期に発売される予定である。

米国のMotorola Mobility、中国のGuangdong OPPO Mobile Telecommunications (OPPO広東移動通信)、中国のXiaomi Communications (小米通訊技術)がコメントを寄せており、Xiaomi Communicationsは最初に採用するメーカーのひとつであることを明確化している。

Xiaomi Communicationsと同様にMotorola MobilityおよびGuangdong OPPO Mobile Telecommunicationsも早期に採用する見込み。

ソース:http://blogofmobile.com/article/129649