SpaceXとNVIDIAが最強タッグ、宇宙データセンター用のAI衛星を共同開発
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(Photo:Shutterstoc/Press Connect)
宇宙開発企業の米スペースXと半導体大手の米エヌビディアが、軌道上データセンター「Starmind」のコンピューティングAI衛星「AI1」を共同開発することが明らかになった。スペースXのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、エヌビディア製GPUを独占採用する方針を示している。
開発が進められる「Starmind AI1」は、地上の電力網の逼迫やデータセンター冷却に必要な水資源の制約といった物理的限界を解消するため、宇宙空間に構築されるAIデータセンターの初期ノードとなる。両社の提携により、同衛星の心臓部にはエヌビディアの次世代ラックスケールシステム「Vera Rubin NVL72」を軌道上向けに最適化した構成が搭載される。AI処理を担う最新のVera CPUとRubin GPUを組み合わせ、地上の最先端AIデータセンターと同一のソフトウェア環境を宇宙空間でシームレスに稼働させる。 スペースXは、展開時の主翼幅が大型旅客機を上回る70メートル超の巨大な衛星構造に、最大150キロワットのコンピューティングペイロードを搭載する設計を採用した。太陽同期軌道上で24時間得られる高密度な太陽光エネルギーを電力源とし、宇宙の完全な真空環境を活かして可動部品のない冷却システムを実現する。マスク氏は自身のSNSを通じて「最高だからだ」と述べ、他社製品を検討せずエヌビディア製GPUを独占的に採用する理由を明確にした。 今回の共同開発は、スペースXの事業構造の転換とも軌を一にしている。同社が2026年8月に発表した第2四半期決算によれば、売上高は前年同期比92%増の78億1400万ドルに達した。このうちAI部門におけるクラウド関連の契約額は141億ドルに上り、稼ぎ頭である衛星通信サービス「スターリンク」の収益をAIインフラへの投資に充てる構図が浮き彫りになっている。 Starmindプロジェクトは、最終的に最大100万基規模のAI衛星を低軌道に展開し、分散型コンピュートノードとして機能させる構想を描いている。2027年初頭にプロトタイプのテストを実施し、同年後半からテキサス州バストロップに新設する自社施設で量産を開始する計画だ。
ソース:SpaceXとNVIDIAが最強タッグ、宇宙データセンター用のAI衛星を共同開発(ビジネス+IT) – Yahoo!ニュース



