60年で「最も暑い夏」中国で電力逼迫…四川省と重慶市が計画停電、日系企業に影響

2022/08/18  【上海=吉永亜希子】中国の内陸部・四川省と、隣接する重慶市が電力不足による計画停電を実施している。この地域には約700の日系企業が進出しており、操業停止を余儀なくされるなど多くの企業に影響が出ているという。  中国は今年、記録が残る1961年以降の60年で「最も暑い夏」になっており、各地で40度を超える日が続いている。酷暑による電力需要の高まりで供給が 逼迫ひっぱく し、四川省と国営の電力企業は省内の工業用電力を使用する企業に、20日まで操業を停止するよう求める緊急通知を出した。重慶市も24日まで同様の措置を求めている。 イトーヨーカドー  重慶市の日本総領事館によると、四川省と重慶市には自動車や重工業関連企業などを中心に700社の日系企業が拠点を置く。同省成都市にあるトヨタ自動車と中国企業の合弁工場は、中国国内向けのセダンなどを製造しているが、通知に従って操業停止を決めた。同省内にあるイトーヨーカ堂の11の店舗でも、一部の照明を消したりエアコンの設定温度を28度に上げたりして対応しているという。  自動車産業の集積地である中国東部の浙江省寧波市でも、3300に及ぶ企業が電力使用の制限を求められ、生産調整を強いられた。電力使用制限が広範囲で長期間続けば、新型コロナウイルスの感染拡大で落ち込んだ中国の景気回復に影響を及ぼす可能性もある。 ソース:60年で「最も暑い夏」中国で電力逼迫…四川省と重慶市が計画停電、日系企業に影響…