任天堂は2022年にNintendo Switchの販売台数が10%減少すると予想している

2022年05月03日

任天堂は2022年度のNintendo Switchの販売台数が、前年比で10%減少の2000万台程度になると予想していると報じられています。Nintendo Switchの販売台数が減ると予想している理由は、任天堂が直面している供給問題にあるようです。

Nintendo expects 10% fewer Switch sales due to supply chain woes – Nikkei Asia
https://asia.nikkei.com/Business/Electronics/Nintendo-expects-10-fewer-Switch-sales-due-to-supply-chain-woes

Nintendo Expects To Sell Fewer Switch Consoles This Year Due To Supply Issues – Report – GameSpot
https://www.gamespot.com/articles/nintendo-expects-to-sell-fewer-switch-consoles-this-year-due-to-supply-issues-report/1100-6502985/

任天堂のNintendo Switchの世界累計の販売台数は、2020年度が2883万台、2021年度が2300万台でした。2022年2月の時点で、同社は2022年度のNintendo Switchの販売台数予想を2400万台から2300万台に下方修正したと発表しており、この理由を「半導体などの供給不足」と説明していました。

日経アジアの報道によると、ロシアによるウクライナ侵攻に起因する世界的な半導体不足と物流ネットワークの混乱により、任天堂は2022年度のNintendo Switchの販売台数予想をさらに下方修正し、2000万台程度とした模様。情報筋によると、任天堂はNintendo Switch用のマイクロコントローラーやその他のパーツの調達に苦労しており、Nintendo Switchの製造を担当している中国での新型コロナウイルスのパンデミックの影響もあり、「サプライチェーンでの問題はさらに増幅されてしまっている」とのこと。

情報筋によると、上海での都市封鎖が続けば任天堂のNintendo Switchの販売台数予想は2000万台を下回る可能性もあるとのこと。なお、Nintendo Switchの販売台数予想は減少していますが、任天堂は2022年後半に注目タイトルの発売をひかえており、9月9日にはスプラトゥーン3、さらに冬にはポケットモンスター スカーレット・バイオレットが登場予定で、どちらもミリオンセラーが見込まれています。

なお、半導体不足の影響を受けているの任天堂だけではなく、半導体大手のIntelは供給不足が2024年まで続くと予想しています。

「半導体不足は2024年まで続く」とIntelのCEOが発言、2023年までとの予想から一段と遠のく – GIGAZINE

ソース:任天堂は2022年にNintendo Switchの販売台数が10%減少すると予想している – GIGAZINE