日本TI、高速性と高精度を両立させるSAR ADC「ADC3660ファミリ」を発表
2021/06/10
日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)は、産業機器を中心としたリアルタイム制御が要求される高速なデジタル制御ループに対応しつつ、高精度なデータ収集を可能とする逐次比較型(SAR)A/Dコンバータ(ADC)「ADC3660ファミリ」を発表した。
同ファミリは14/16/18ビットの分解能と10~125MSpsのサンプリング速度で8製品が提供される。例えば、14ビットの125MSps、デュアルチャネル品「ADC3664」の場合、1クロック(8ns)のADCレイテンシを実現できると同社では説明しており、ファミリ全体としては、同等速度の競合製品と比較してレイテンシを最大80%短縮できるとしている。
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