2019年の「iPhone 11」は3モデル展開、3D Touch廃止でTaptic Engineが「Leap Haptics」に進化
2018年に登場したiPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XRという3つのモデルの後継機が、2019年秋に「iPhone 11」として登場すると予想されています。このiPhone 11の最新リーク情報を、Apple関連のニュースを報じる9to5Macが伝えています。
Apple to release three ‘iPhone 11’ models this fall- 9to5Mac
https://9to5mac.com/2019/07/23/iphone-11-models-camera-processor/
リーク情報によると、2019年に新登場するiPhone 11の3モデルはいずれもLightningポートを備えており、長らくウワサされている「Lightningコネクターに別れを告げて2019年にUSB Type-Cへ移行する」のはまだ先となりそうです。
iPhone 11にはApple製のA13チップが採用され、「Cebu」というコードネームのもとで開発が進められてきたとのこと。なお、モデル番号は「T8030」です。
iPhone XSの後継機にあたるiPhone 11は「D42(iPhone 12,3)」、iPhone XS Maxの後継機にあたる端末が「D43(iPhone 12,5)」、iPhone XRの後継機にあたる端末が「N104(iPhone 12,1)」と呼ばれており、D42とD43は従来の3x OLED Retinaディスプレイを採用し、N104は2x 液晶Retinaディスプレイを採用する予定とのこと。なお、ディスプレイの解像度はすべて前モデルから変化ありません。
iPhone XS/XS Max/XRにはモーターを駆使した触覚フィードバックを提供する「Taptic Engine」が搭載されていますが、iPhone 11では「Leap Haptics」と呼ばれる新しいエンジンが採用される見込み。記事作成時点ではこのエンジンがどのような種類の機能を提供してくれることになるのかは不明ですが、iPhone 11ではiPhone XS/XS Maxで採用されていた「3D Touch」が廃止され、Leap Hapticsを用いた新しい「Haptics Touch」が導入されるという情報もあります。
AppleはiPhone 6sから3D Touchを採用していますが、どのiPadにも同機能を搭載することはしませんでした。2019年に登場予定のiOSの次期メジャーバージョンであるiOS 13では、3D Touchの代わりにiPadやiPod Touchを含むすべてのiOSデバイスがHaptics Touchに対応する予定とのこと。これにより、既に3D Touch機能に慣れていた一部のユーザーに過度の混乱を引き起こすことなく、「3D Touchを廃止することができるようになるはず」と9to5Macは記しています。
さらに、iPhone 11では背面のメインカメラが「縦長のデュアルレンズカメラ」から「正方形のトリプルレンズカメラ」に進化するとウワサされています。9to5Macが情報筋から得たところによると、既にYouTubeなどで公開されている「iPhone 11のレンダリング画像」などの一部と非常によく似たデザインになるとのことです。なお、トリプルレンズカメラを採用するのは、D42とD43のみで、N104はデュアルレンズカメラを採用する模様。
2019年登場の「iPhone XI/XI Max」のレンダリング画像&ムービーがリークされる – GIGAZINE
また、トリプルレンズカメラとなって1つ増えたレンズは、超広角レンズを採用するとBloombergが報じています。
この超広角レンズ以外にも写真・ムービーのためのいくつかのオプションが追加される模様。その中の1つが「スマートフレーム」で、超広角レンズで写真やムービーで映している領域の外側もキャプチャすることで、ユーザーがフレーミングを調整したり、遠近感を調整したりすることが可能になる機能とのこと。加えて、プライバシー面に配慮して、追加情報は一定期間の後自動で削除されるそうです。
他にも、フロントカメラはiPhone 11から120fpsのスローモーション撮影にも対応するという情報もあります。
ソース:https://gigazine.net/news/20190724-apple-iphone-11-leak/