米メタ、初の自社製AI開発チップの試験開始=関係者

2025年3月11日

[ニューヨーク 11日 ロイター] – 米メタ・プラットフォームズ(META.O), opens new tabは人工知能(AI)システムのトレーニング用に自社で初めて設計・開発したチップの試験を開始した。関係者2人がロイターに語った。
自社製チップの生産は、メタが独自半導体の設計を拡大し、米エヌビディア(NVDA.O), opens new tabなどへの依存を減らす上で重要だ。
関係者によると、メタはこのチップを小規模で試験導入しており、テストがうまくいけば、大規模な使用に向けて増産する計画という。
自社製チップの開発推進は、AIツールに多額の投資をするメタの膨大なインフラコストを削減する長期計画の一環だ。
関係者の1人によると、メタの新しいトレーニングチップはAI特有のタスクのみを処理するように設計されているアクセラレーター。AIワークロードに一般的に使用される統合グラフィックス処理装置(GPU)よりも電力効率が高くなる可能性がある。
メタは半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)(2330.TW), opens new tabと提携している。先の関係者は、メタがAIトレーニングチップを生産するためにTSMCと提携したと語った。