トヨタ 地震の影響で 6工場の一部の生産ライン 停止延長へ
2022年3月22日
トヨタ自動車は、今月16日に宮城県と福島県で震度6強の揺れを観測した地震で、取り引き先の部品メーカーが被災し部品不足が続いていることから、国内6つの工場の一部の生産ラインを追加で2日間、停止することを決めました。
トヨタは、今月16日に発生した地震で、取り引き先の部品メーカーが被災し部品が不足しているとして、子会社のダイハツ工業と日野自動車を含めた国内11の工場で一部の生産ラインを停止しています。
停止は23日までの最大3日間の予定でしたが、トヨタによりますと、部品不足の状況は十分に解消されていないということです。
このためトヨタは、愛知県の高岡工場や福岡県の「トヨタ自動車九州」の宮田工場など国内6つの工場の8つの生産ラインについて、24日と25日も停止することを決めました。
追加の稼働停止による生産への影響は、合わせておよそ1万台にのぼるということです。
トヨタは、今後の稼働については部品調達の状況をみながら判断するとしていて、半導体不足や新型コロナの感染拡大で断続的に減産が続く中、地震による影響が重なる形となっています。